それは、ふくしまに引っ越した日からはじまった。
突然、いちごの声が聞こえるようになったのだ。
この物語は、そんなふくしまのいちごとのアオハル。
いや、赤くて甘酸っぱい春、アカハルである……



キャラクター紹介
個性豊かなふくしまのいちごたちとの
甘酸っぱい恋をお楽しみくたさい。
甘酸っぱい恋をお楽しみくたさい。

「ねぇ、キミ、私の声が聞こえるの!?」
ゆうやけベリー
夕焼けのような赤色とやわらかな果肉が特徴の福島県産いちご。10年かけてたどり着いた、ふくしま自慢の品種。 酸味がほぼなく、とっても甘いため、子どもから高齢者まで人気がある。太陽のように明るい性格だが、傷つきやすい一面も。 名前の通り、夕焼けが好き。

「いちごとだって、会話できて当然よ。」
ふくはる香
光沢のあるキレイな赤色と、ふんわりとした芳香が特徴の福島県産いちご。甘味と酸味のバランスがよい優等生で、 普段はマジメだが、たまにデレることがある。そばにいるだけで、いい香りがしてくる。そのまま食べてほしい派。 密かな夢を持っている。福島県産の中では一番年上で、ふくあや香の姉。

「そうです、ボクがふくあや香ちゃんです!」
ふくあや香
鮮やかな赤色と甘酸っぱさが特徴の福島県産いちご。いちご本来のおいしさが楽しめる、まさに“いちごらしい”いちご。福島県産の中では、2番目に生まれた品種。姉のふくはる香と間違われるのが大嫌いで、間違えた者のゆくえは知れず…。そして、主人公と何か関わりがありそうな気配…
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